積算ソフトって何が違うの?主要3種を比較してみた

~“手拾い派”も納得!効率と精度を変える選び方~
建築積算の現場では、今や積算ソフトの活用が当たり前の時代。
でもいざ選ぼうとすると、「どれが自社に合っているの?」「結局何が違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、業界でよく使われている積算ソフト主要3種の比較を中心に、選び方のポイントもご紹介します!
そもそも積算ソフトとは?
積算ソフトは、図面からの数量拾い・金額算出・見積作成をサポートするツール。
使いこなすことで、業務時間を大幅に短縮し、ミスを減らし、根拠ある見積りを素早く作成できます。
業界でよく使われる積算ソフト主要3種【比較表】
建築系
ソフト名 | 特長 | 向いている企業・現場 |
---|---|---|
🏗 HEΛIOΣ (ヘリオス) | 建築一式・実行予算管理に強く、ゼネコン導入多数 | 中〜大手ゼネコン、JV案件 |
📐 FKS (エフケーエス) | 構造別の数量拾いに強く、図面ベースで正確な算出が可能 | 建築事務所、積算事務所 |
📊 拾いGEN(ひろいげん) | 誰でも使いやすい操作性で、拾い出しの自動化が強み | 中小施工会社、リフォーム業者 |
電気系
ソフト名 | 特長 | 向いている企業・現場 |
---|---|---|
🏗 らいでん | 簡単操作・低価格・中小企業向け | 小規模電気工事会社、個人事業主 |
📐 プラスバイプラス | 豊富な機能・大規模現場に対応・クラウド対応 | 大手電気工事会社、ゼネコン案件 |
📊 石田データサービス | 実績豊富・汎用性高い・サポート充実 | 中堅〜大手、幅広い現場に対応 |
各ソフトのポイントを詳しく解説!
🏗 HEΛIOΣ(ヘリオス)|[日積サーベイ]
- 【強み】建築一式工事全体をカバー。複数工種の積算・実行予算まで一括管理可能
- 【特徴】仮設・土工・コンクリ・仕上げなど工種別テンプレが豊富
- 【機能】実行予算書作成/予算管理/材料データベース連携
- 【価格帯】やや高め(導入支援付き)
✅ おすすめ企業: ゼネコン・官公庁案件を扱う中~大手建設会社
📐 FKS(エフケーエス)|[福井コンピュータ]
- 【強み】2D CADとの連携で図面からの拾いが正確&スピーディ
- 【特徴】鉄骨・コンクリートなど構造ごとにパッケージ分かれあり
- 【機能】PDF図面読み込み/建築面積・体積・部材数量の自動算出
- 【価格帯】中程度(モジュールごとに選べる)
✅ おすすめ企業: 設計事務所・積算専業会社・図面拾いを正確にやりたい人
📊 拾いGEN(ひろいげん)|[建築資料研究社]
- 【強み】初心者でもわかりやすい設計。積算未経験者でも扱いやすい
- 【特徴】タブレット対応/動画マニュアル/小規模工事に最適
- 【機能】数量拾い/図面上マーキング/単価登録・変更も簡単
- 【価格帯】比較的安価(導入しやすい)
✅ おすすめ企業: 地場の建設会社・住宅施工会社・初めて積算ソフトを使う現場
どう選べばいい?積算ソフトの選び方チェックポイント
チェック項目 | 解説 |
---|---|
✔ どの工種の積算をしたいか? | 建築一式か、設備・電気かで必要機能が変わる |
✔ 拾い精度とスピード、どちらを重視? | 小規模ならスピード重視、大規模なら精度重視が◎ |
✔ 操作する人のスキルレベルは? | 初心者ならシンプルなUIが重要 |
✔ 導入後のサポートは必要か? | 複数人で使うなら研修付き・電話サポートが安心 |
まとめ:「自社に合ったソフト」で積算業務はもっと楽になる!
積算ソフトは、導入するだけでは成果が出ません。
**“現場の実務に合ったものを選び、きちんと活用する”**ことが大切です。
迷ったときは、まず無料体験版やデモを試してみるのもおすすめです!