図面が苦手でもできる!積算の始め方

~「読めないから無理」じゃなく、「読めるようになる」仕事です~
「積算に興味はあるけど、図面が苦手で…」
そんな声、よく聞きます。
確かに積算は図面をもとにする仕事ですが、“最初から図面が完璧に読める必要”はありません!
むしろ、積算という仕事を通じて、自然と図面に慣れていくことができるんです。
今回は、図面に自信がない方でもスタートしやすい、「積算の始め方」をわかりやすくご紹介します!
そもそも「積算」って何をする仕事?
簡単にいうと、**「建物を建てるのに必要なお金を計算する仕事」**です。
そのために、図面から材料の量(=数量)を拾い出し、単価をかけて工事費を出していきます。
📌 でも実は、最初のステップは“図面を完璧に読む”ことではありません。
図面が苦手でも積算ができる理由
✅ ① 担当するのは一部の作業からでOK
最初から建物全体を見て数量を拾うのではなく、
「床仕上げだけ」「塗装だけ」など、小さなパーツから拾う練習を始めます。
➡ たとえば、平面図を見て「床面積」を拾う → 単価をかけて金額を出す
これだけでも立派な“積算業務”の一歩です!
✅ ② 積算には「読み解きのコツ」がある
図面には決まった“ルール”があるので、
一度コツをつかめば、同じパターンの読み方で応用が可能になります。
🔰 よく使う基本図面は以下のとおり:
図面の種類 | 主な役割 |
---|---|
平面図 | 部屋の配置・大きさを確認する |
仕上表 | 壁・床・天井の材料を知る |
断面図 | 建物の高さや層構造を確認する |
詳細図 | 特定部分の納まりを詳しく見る |
📌「最初は平面図と仕上表だけ読めれば十分」と覚えてOK!
✅ ③ 最近は「図面を助けるツール」も充実
- CADソフト上で数量拾いができる
- 積算ソフトが面積や長さを自動計算してくれる
- PDF図面にマークしながら拾えるツールもあり
➡ 図面が苦手な人ほど、デジタルの力を活用すればスムーズに成長できます!
実際に図面が苦手だった人の声
🧑💻 「建築系の学校じゃなかったので不安でしたが、先輩が“床だけ拾ってみて”と教えてくれて、だんだん図面が読めるようになりました」
(20代・建築積算アシスタント)
👩🎓 「最初は平面図と仕上表だけで積算をしていたけど、慣れてきたら断面図も見られるようになった。焦らず順番に覚えれば大丈夫でした!」
(30代・建設会社勤務)
積算を始める3ステップ(図面苦手さん向け)
ステップ | 内容 |
---|---|
STEP 1 | “面積”や“長さ”だけを見る練習からスタート(床、壁など) |
STEP 2 | 仕上表を見て材料を調べる(クロス?タイル?) |
STEP 3 | 実際の拾い作業をやってみる(積算ソフトやExcelでOK) |
➡ 「正確に拾う」よりも、“やってみる”ことで図面が自然に読めるようになります。
まとめ:「図面が読めない」ではなく、「図面で仕事を覚える」が正解!
積算は、図面が読めるようになる仕事であり、図面が読めないと始められない仕事ではありません。
むしろ、
- 建築の全体像を数字で理解できる
- コストの視点から建築を学べる
- 現場に行かなくても建築に関われる
そんな魅力が詰まった「裏方の専門職」です。
✅ これだけは覚えておこう!
- 最初から完璧に図面を読まなくてOK
- 一部分からでも積算は始められる
- 道具(ソフト)を使えば、理解が早くなる
- 実務を通じて、自然と図面に強くなっていく